講習会(名古屋)
京都議定書(COP3)目標達成に向けて
『建築・都市エネルギーシステムの新技術』

昨年11月、国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第四次報告では、人間活動が地球温暖化を招いたと明記され、また12月にはバリ島で開催された第十三回気候変動枠組み条約締約国会議(COP13)で、ポスト京都議定書についての議論や交渉が積極的に行われた。そして今年7月にはわが国がホストを務めるG8首脳会議(北海道 洞爺湖サミット)が開催されます。
こういった状況のなか、空気調和・衛生工学会は、2005年7月に“京都議定書目標達成計画に関する空調・エネルギーシステムの調査研究委員会”を設置し、京都議定書目標達成計画および同参考資料に記載されている建築・都市設備に対応した対策案の具現化を解説し、学会としての提言として『京都議定書目標達成に向けて 建築・都市エネルギーシステムの新技術』をまとめました。
建物・都市エネルギーシステムでのCO2排出量は、空調機器などの最終的な機能だけでなく、発電などエネルギー供給の上流までたどった一次エネルギーベースで評価する必要があり、そのため建築および都市システムの視点から地球環境問題への対応を解説すること、建物のエネルギー消費特性を考慮した各種熱源機器の組合せ利用に言及し、ガス・電気熱源機器を組み合わせた“ベストミックス空調システム”などを紹介し、またエネルギー消費のみでなく空調のもたらす生産性、快適性など次世代空調の“質”やヒートアイランド対策についても言及しています。
本講習会は、テキスト『京都議定書目標達成に向けて 建築・都市エネルギーシステムの新技術』に沿って解説を行い、空調・エネルギーに関わる研究者・技術者に京都議定書目標達成に関わる新技術を提案します。
多数のご参加をお待ちしております。
主  催 (社)空気調和・衛生工学会 中部支部
共  催 (社)建築設備技術者協会 中部支部
日  時 平成20年4月25日(金)  13:00〜17:30
場  所 東桜会館 (名古屋市東区東桜2-6-30 電話052-973-2223)
地下鉄東山線“新栄町”駅下車1番出口
又は地下鉄桜通線“高岳”駅下車3番出口より徒歩5分
定  員 60名
受講料 正会員・賛助会員 4,000円,非会員 6,000円,学生 2,000円(税込)
※当日、会場にて徴収致します。なお、テキストは、別途購入願います。
テキスト 空気調和・衛生工学会編
『京都議定書目標達成に向けて −建築・都市エネルギーシステムの新技術−』 
会場販売特別価格 2,500円(本体価格2,381円+消費税119円)
注)テキストの事前購入をご希望される方は、FAXもしくは学会HPからご注文下さい。
ただし通常価格となります。定価:3,675円(税込)、会員価格2,625円(税込)。送料600円
申込締切 平成20年4月14日(月)
申込方法 FAXまたは、E−mailにて、氏名、勤務先、住所および電話番号、
メールアドレスを記入の上、「COP3建築・都市エネルギーシステムの新技術講習会参加申込」と表記し、
空気調和・衛生工学会 中部支部 宛にお申し込み下さい。
受講券 受講申込書を受付け次第,受講者あて“受講券”をお送りします。
なお、受講券は当日会場受付にてご提示ください。
CPDポイント 1時間につき1ポイント(ただし休憩時間を除く)

◆◇プログラム◆◇
◆総合司会/渡辺健二(中部支部 事業委員長)
         
  時 間 テーマ   講 師(所属)
  13:00〜13:05 冒頭挨拶   久野  覚(中部支部 支部長)
  13:05〜14:20 全体概要省CO2型の都市デザイン新エネルギーの面的導入や
エネルギー融通の促進
  佐藤信孝(日本設計)
  14:20〜14:30 休憩    
  14:30〜15:40 オフィス・店舗等の業務施設の省CO2化家庭の
省CO2化エネルギー供給部門の省CO2化
  岡 建雄(宇都宮大学)
  15:40〜15:50 休憩    
  15:50〜17:00 業務その他家庭部門の機器単位の省CO2化   前 真之(東京大学)
  17:00〜17:30 質疑応答   司会/佐藤信孝(前出)
 
※プログラム、講師は都合により変更となる場合があります

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