浜松医科大学附属病院の新病棟は、同敷地内に2009年6月に竣工、同年12月に移転を完了しており、規模は、病床数613床、地下1階 地上8階 延床面積 30,034u(浜松医科大学全体延床面積165,166u)となっています。新病棟の建設にあたっては,「50年先を見据えた病院づくり−光溢れる明るい病院−」をスローガンに掲げ,患者さんが癒される居住空間の創出,患者アメニティの充実等に努めています。
また、エネルギーセンターは、1976年の病院開院時に竣工し、設備の老朽化によりエネルギー効率が低下していることから、省エネルギー・省CO2化と維持管理費の低減のために、民間の資金、ノウハウを活用するESCO事業にて、2008年に設備改修を実施しています。
このような浜松医科大学附属病院新病棟の環境配慮設計と既設エネルギーセンターESCO事業をはじめとした省CO2推進の取り組みについての事例紹介と今後の病院設計における患者や環境への配慮と省CO2化を考慮した設備計画のあり方について講演会を実施します。 |