◆講演会(名古屋)
『 建築・設備の省エネルギー指針(非住宅編) 』

 「建築・設備の省エネルギー技術指針」が1994 年に本学会より刊行されて以来15年が経過した。この間に、エアコン等のトップランナー機器や高効率冷凍機などの技術の長足の進歩、あるいは、マルチ型空調システムの普及などがあった。一方でOA化による内部発熱の増加やガラス建築の出現は、それまでの熱負荷やエネルギー消費形態を大きく変えた。京都規定書の約束期間に既に突入し、温室効果ガス削減の目標達成は極めて難しい状況であるが、手を拱いている訳にはいかない。これからの建築および設備は、@設計条件を精査し、A期間性能設計の考え方を取り入れ、B運転調整とモニタリングにより、C良好な室内環境を維持しつつ、Dエネルギー浪費を抑えることが求められる。これゆえに、E性能検証(コミッショニング)がより重要な役割を担うことになる。

 以上を背景に本年3月に新しい指針が発刊された。「住宅編」と「非住宅編」があるが、本講演会で取り上げる「非住宅編」は次の章からなる。即ち、第1章省エネルギー計画、第2章環境および設計条件、第3章省エネルギーから見た建築計画、第4章省エネルギーから見た設備計画、第5章 BEMS の設計と運転管理である。

 講演会は指針をベースに、第1章〜3章、第4章、第5章の3部構成とする。なお、第4章については、本学会員を対象とすることから、二次側空調、搬送、熱源・エネルギーシステム、給排水・給湯に絞った。省エネルギーが叫ばれて久しいが、その割に思うように進展しないのは何故か、基本に立ち返って考えたい。最後の総合討論には十分な時間を取ってあるので、参加者との活発な議論を期待したい。

 
主 催 空気調和・衛生工学会中部支部
建築設備技術者協会 中部支部
日 時 平成21年7月29日(水) 13:30〜17:30
場 所

名古屋大学野依記念学術交流館 2F カンファレンスホール
(名古屋市千種区不老町 TEL 052-788-6121)
キャンパスマップ 
http://www.nagoya-u.ac.jp/global-info/access-map/higashiyama/

プログラム 司会  山羽 基(中部大学)
13:30〜13:40  中部支部長あいさつ/久野覚(名古屋大学)
13:40〜14:00  主旨説明/奥宮正哉(名古屋大学)
14:00〜14:40  省エネルギー計画・環境計画(第1〜3章)
          /猪岡達夫(中部大学)
14:40〜15:20  省エネルギーから見た設備計画(第4章 その1)
          /平岡雅哉(鹿島建設)
15:20〜15:30  休憩
15:30〜16:00  省エネルギーから見た設備計画(第4章 その2)
           /菱田誠(日建設計)
16:00〜16:40  BEMSの設計と運転管理(第5章)/渡邊剛(NTTファシリティーズ)
16:50〜17:30  総合討論:進行/山羽基(前出)
定 員 100名(申し込み先着順)
参加費 会員3000円(非会員4000円、学生は無料)
別途、希望者に「省エネルギー指針(住宅編\3,920、非住宅編\4,920、会員価格)」を
頒布します。
懇親会 講演会終了後、参加者との自由な意見交換の場として懇親会を企画しています。
皆様、是非、ご参加下さい。
懇親場所:名古屋大学内(予定)
懇親会費:4000円程度
申込締切 平成21年7月21日(火)
申込方法 “省エネ指針講演会申込み”と標記し、また、懇親会の参加/不参加、氏名、勤務先および住所、電話番号、会員・非会員を明記のう え、E-mailまたはFAXにて中部支部宛にお申込み下さい。

(社)空気調和衛生工学会中部支部
〒460−0003 名古屋市中区錦1-7-31 山田ビル3階
TEL:052-253-7837 FAX:052-253-7838
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