建築設備研究会では、大日本土木株式会社岐阜本店の新社屋(延べ面積2,560m2)の見学会を企画致しました。この建物では、「安全性(Safety)」「社会貢献(Social Contribution)」「次世代(Next Generation)」をコンセプトに掲げ、高い環境性能と強いBCP(事業継続計画)を実現しています。例えば、環境性能では、ライトシェルフと明るさ感知システムにタスクアンビエント照明システムを組み合わせた昼光利用と照明制御、日射追尾ブラインドやダブルスキンによる日射熱・貫流熱の制御、アンダーフロアー空調システムとナイトパージシステム、人感空調システムに地下水の熱源利用を組み合わせた空調制御など、岐阜県では初のCASBEEのSランク認証を、BEE=3.7という高得点で得ています。今回の見学会を通して、中規模建築の環境設備計画・環境設備設計のあり方を考える機会となることを期待しています。
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