名目上、京都議定書の−6%のCO2削減目標は達成できましたが、実際の我が国のエネルギー消費量やCO2排出量は今なお増加基調にあります。加えて、電力供給能力の不安定さも社会的なリスク要因となっています。そのため、エネルギーの効率利用や再生エネルギーの活用、創エネルギー技術の開発/普及などの社会的要求は依然として高いものとなっています。そこで、中部電力・技術開発本部の研究施設(全天候型環境実験棟(ヒーポンラボ)、住宅用環境実験棟、波浪水利実験棟(洋上風力)・音響実験棟で調整中)の見学会を企画しました。電力会社の最新の技術開発の取り組みの見学を通して、エネルギーに関する知見を深め、今後の建築におけるエネルギーやCO2削減のあり方を考える機会としたいと思います。
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