◆中部地区講演会(名古屋)
 
「ウェルネスオフィス実現に向けた取り組み」
 
主  催: (公社)空気調和・衛生工学会 中部支部
日  時: 2020年2月14日(金) 13時30分〜16時00分
場  所: みなとアクルス エネルギーセンター1階
参 加 者 : 43名

講演T 健康と生産性向上を目指したWellnessオフィスへの取組

ダイキン工業株式会社  竹内 里紗 様

 ダイキン工業さまにおける、ZEBやWellnessの取り組みとして、ダイキン工業江坂ビルとpoint0 marunouchiにおける実証試験を元にご講演いただきました。
 江坂ビルでは、潜顕分離空調システム、DESICAといった汎用設備、屋内のレイアウト変更などにより、ZEB ReadyとCASBEE-ウェルネスオフィス Aランクを取得しておられ、その具体的な取り組みと効果についてご説明いただきました。
 Point0 marunouchiでは、空調、照明、セキュリティなどの設備ネットワークや、人の生体情報、環境センシングを組み合わせた空間IoTネットワーク、勤怠や入退室の管理などのITインフラといった、さまざまなデータを収集し分析する“オープン空間データベースプラットフォーム”を構築されています。14社の参画企業によりオフィス空間の新たなサービスの創出を目指し、一人一人が効率よく働くための空間づくりのために試験的に導入されている多様なコンテンツについてご紹介いただきました。

 
講演U 知的生産性と環境性能を支えるNTT ファシリティーズイノベーションセンター
株式会社NTTファシリティーズ中央  渡邊 剛 様

 NTTファシリティーズイノベーションセンターでは、各種センサーによる行動モニタリングとそのデータをもとにしたシミュレーションや解析により,オフィス環境の構築と運用の実証実験が行われています。ICTを適切に分離・統合することでビル内のシステムを効率的に連携させ、また、温度、湿度、気流、放射の4要素で空調システムをコントロールすることで、ワーカーのパフォーマンスを最大化するという人間中心のオフィス環境の実現を目指したとのことです。チャットボットを利用した会話型設備制御や、カメラ画像を活用したAIによる設備制御など、多種にわたる取り組みをご紹介いただき、その実証結果についてもご説明いただきました。
 ビルにおける高い快適性と生産性の実現には人とのインターフェイスが重要であり、さらにZEBを両立させるためには、ビル内における統合的な情報管理とマネジメントが可能なップラットフォームの確立が必要であると述べられました。

 
文責:大森