◆講演会(名古屋)
 
〜第55回空気調和・衛生工学会技術賞受賞作品の紹介〜
 
日 時: 平成30年3月14日(水) 15時00分〜17時00分
場 所: 東桜会館
参加者: 30名

 今回の講演では、第55回空気調和・衛生工学会の技術賞を受賞された2作品について、ご講演をいただきました。CO2削減、周辺地域への貢献など高い目標と技術力の結集と協調により実施されたもので、非常に興味深い内容でした。

 
「虎の門ヒルズに導入した高効率熱源・空調設備の計画と性能検証」の講演概要
 佐々木 真人氏 (日本設計)


 官民協働によるまちづくりで省CO2型建築の普及を促進した建物である。そのため、中温冷水による熱源システムの高効率 化、熱回収熱源システムによる総合熱効率 の向上、大規模蓄熱槽による熱源運転最適 化及び中温冷水を最大活用する空調システ ムの構築によるLOBAS熱源・空調システ ムを構築した。

 
「日本生命保険相互会社東館における環境・計画と実施」の講演概要
 水出 喜太郎氏 (日建設計)


 建築・設備が一体化された層流放射空調システムの導入、歴史を築き見守るロングライフビルとしての備えとして浸水対策、外構及び屋上緑化などの実施、周辺都市への貢献を図り、一次エネルギー消費量の削 減を行った。

(文責:河村(憲))