平成２１年２月２４日、名古屋市中区の栄ガスビル５階ガスホールにて、中部地区講演会が開催されました。今年度は、食の安全確保が大きな社会問題となっていることから、暮らしの基礎である“食”に焦点をあて、“これからの暮らし〜食の安全・安心〜”をテーマに、３人の講師から講演をいただき、その実態と対応について理解を深めました。

１つめの講演では、国立大学法人　東京海洋大学　教授　川島孝夫様から、「食の安全・安心の現状と課題」について、人口や食料自給率といった現状を他国の状況も交え、わかりやすく説明いただきました。また、ご経験も踏まえて、企業倫理に対する取り組みの重要性についても解説をいただき、再認識をすることができました。

２つめは、日本マクドナルド株式会社　品質管理統括部　統括マネージャー　山下安信様から、「マクドナルドの食品管理システム」について講演いただき、グローバルに展開する企業として、すべての店舗で標準化された管理システムが徹底して運用されていることを理解できました。また、問題点の早期発見のための取り組みも徹底されており、大きな安心感を受けました。

最後は、プライマリ−ケアシス　代表　今井美香様から、「ビジネスマンのための健康管理ワンポイントアドバイス」と題し、参加者層を意識した健康と「食」との関わりを中心に、脳のメカニズムに関することまでわかりやすく、楽しくお話を伺うことができました。日常的な健康管理の大変参考となりました。

３名の異なる立場から「食の安全・安心」についてのお話を伺うことができ、大変盛会のうちに講演会を終えることができました。