昨年度に続き、建築雑誌等で紹介されている中部地区
以外の先進的な建築紹介を設計者から講演いただきまし
た。
講演は鞄建設計 吉田直裕氏から「東京ミッドタウン」
について、建物群が日本庭園をイメージした配置となっ
ている都市部での大規模開発の熱源計画、省エネルギー
計画を中心に講演をしていただきました。
葛v米設計 織間正行氏から「HONDA和光ビル」につ
いて、建物の中心部と南北面にアトリウムを配置した省
エネルギー性能の高い、「共創(知的生産性)」 を体現
できる建築・環境設備の実測データを含め講演をしてい
ただきました。
大成建設梶@梶山隆史氏から「大成札幌ビル」について、柱のない新しい構造架構(TASMO)、ミラーによる太陽光
集光システムおよび躯体蓄熱等省エネルギーシステムの
講演をしていただきました。
今回3事例の講演内容は、設備システムだけでなく建
設コンセプトや建築計画、電気設備なども含まれており、
空調衛生技術者はもちろん事業者の方にとっても興味深
い内容であった。
参加者は54名で、多くの建築系の学生の参加もあり、
質疑応答も活発に行われ大変盛況うちに閉会いたしました。
文責:谷 惠介
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