◆10月23日 シンポジウム
低炭素社会の実現に向けて
―中部からの発信―
日   時: 平成20年10月23日(木)
13時15分〜17時00分
場   所: 今池ガスビル7階B会議室
参加人数: 43名


  最初の講演は、名古屋大学大学院教授竹内恒夫様より「名古屋におけるCO2排出2050年マイナス75%のロードマップ」という題目で、地球温暖化対策の流れから、各国の取組状況を交え、本題ではエネルギー転換を推進することや20程度のコンパクトシティーを形成することで名古屋地区のCO2発生量を75%削減することは可能であるという提案をしていただきました。


名古屋大学大学院教授 竹内恒夫様

INAX 河合和之様
 次の講演は、INAX河合様より「INAXグループ生産事業所の地球温暖化問題への取り組み」を紹介していただきました。「つくる」、「つかう」、「もどす」というプロセスの中で最大限CO2削減する努力、海外での啓蒙活動、更には2050年にCO2削減量を1990年比80%にするという目標を掲げて取組む姿勢は、見習うべき点が多いといえます。
 最後は、NACAパートナーズの中島義雄様より「木質バイオマスエネルギーの活用と提案」について講演していただきました。普段あまり知られていない木質バイオマスについて、東海地方を中心としたいくつかの事例から、メリット・デメリットを分かりやすく説明していただきました。未利用エネルギーとして非常に魅力的ではありますが、実用化については課題が多いことを認識しました。
NACAパートナーズ 中島義雄様

今回はテーマの幅が広く、参加者にも大変有意義な講演会でした。
文責: 川嶋 昭之