◆2月28日中部地区講演会
地球環境について考える
〜今何が起きているのか〜
日   時: 平成20年2月28日(木)
13時30分〜17時00分
場   所: 栄ガスビル5階ガスホール
参加人数: 127名

平成20年2月28日、名古屋市中区栄の栄ガスビル5階大会議室にて中部地区講演会が開催されました。
今年度は、地球環境問題に対する取り組みも新たなフェーズを迎えていることから、「地球環境について考える〜今何が起きているのか〜」をテーマとして、3人の講師から講演をいただき、その実態と対応について理解を深めました。
一つ目の講演では、首都大学東京 教授 三上岳彦様から、近代化に伴う温暖化と都市化に伴うヒートアイランドの実態について、実証データをもとにわかりやすく解説していただき、東京と比較して名古屋のヒートアイランド傾向が同程度であることに驚きを覚えるとともに、緑地確保の重要性についても理解することができました。
都市環境プランナーの谷口庄一様からは、愛・地球博におけるインフラ基本計画の策定やEXPOエコマネーセンターの立上げと運営に関する貴重な経験について講演していただき、環境貢献に対して人々がどのように自発的に動いたのか、また万博の理念継承がどのように進むのかなど、貴重なお話を伺うことができました。
海洋写真家の今尾映子様は、撮影時間が5,000時間を超える水中写真の中から、1980年の珊瑚のすばらしさと現在の惨憺たる実態や、絶滅の道をたどろうとしてるホオジロザメの生態など、貴重な写真の映写と経験談をお話いただき、環境破壊の実態を重く受け止めるとともに、自然の大切さについて再認識することができました。
3人の講師からデータや経験に基づく説得力のあるお話を伺うことができ、大変盛会に講演会を終えることができました。

文責 小野田 久彦


首都大学東京 教授 三上 岳彦氏

都市環境プランナー 谷口 庄一氏

海洋写真家 今尾 映子氏