◆見学会(名古屋市)
 
名城大学ナゴヤドーム前キャンパス 施設見学
 
主   催: (公社)空気調和・衛生工学会 中部支部
日   時: 平成30年8月30日(木) 15時00分〜16時30分
見学場所: 名城大学 ナゴヤドーム前キャンパス
(名古屋市東区矢田南 4-102-9)
参 加 者 :

36名


 2016年の開学90周年に合わせて開設したナゴヤドーム前キャンパスは、名城大学の国際化・地域連携の拠点として、天白・八事両キャンパスに次ぐ新たなキャンパスとして誕生しました。ナゴヤドーム前キャンパスには、「都市情報学部・研究科」、「人間学部・研究科」、そして新学部である「外国語学部」の3学部・2研究科が設置されています。


 学生・教職員と地域の方々をつなげる「融合型キャンパスの創出」をコンセプトに敷地の東西南北に配した4棟の校舎を自然の丘のような形状をした低層部(「名城の丘」)により一つに繋いだ構成となっています。環境面では、「名城の丘」を積極的に緑化することで緑豊かな景観を創出するとともに、建物を4棟とした配置計画により、周囲からの爽やかな風がキャンパス全体・中庭に行き届く快適な環境をつくりだしています。また、地中熱及び地下水利用ヒートポンプシステムや氷蓄熱システムを採用、その他クールヒートチューブ、雨水利用なども採用し省エネを図っています。

 今回は名城大学様の御協力のもとキャンパス全域の見学をさせていただきました。
  羽津本支部長の挨拶に続き、名城大学山ア技術参事役、日本設計水田様よりキャンパスの概要、計画コンセプト、設備計画、エネルギー消費量の実績等の説明をいただき、引続き西館、南館、北館、東館の順に講義室、研究室、図書館、食堂、機械室、屋上設備スペース等の施設見学を行い、図書室では床吹出空調、機械室では地中熱熱交換器、水槽類、屋上では氷蓄熱槽、水熱源チラー等の説明をいただきました。 施設見学後には質疑応答を行い、理解を深めていただきました。



 夏休み期間という事もあり、キャンパスのほぼすべてのエリアを見学できたため「名城の丘」を中心とした配置計画や建築計画と融合した各種の環境配慮技術を十分見学することができ有意義な見学会となったと感じました。
 
文責:田中