“設備技術者が考えるバリアフリー“
日   時:
平成18年6月23日(金)
13時30分〜17時00分
参加人員:
71名

従来は段差解消とか手摺とかとかく建築計画論のなかで語られていたバリアフリーについて、今回設備技術者が考えたらこんな題材になるのではとの企画方針を基に光・温熱・香り・ユニバーサルデザインの話題にて研修会を開催しました。今回特に多数学生さんの参加を頂き熱心に聴講頂くと共に質疑も活発にあり企画趣旨に沿う内容で進行出来ました。
今回お招きした講師の方々は大学から2名、ベンチャー企業・メーカーから各1名であり、いずれも興味深い話題を的確な内容で講演をしていただきました。まず光環境について京都工芸繊維大学の小山先生から睡眠を促す意味で光環境の検討は重要でありメラトニン分泌を考慮した場合夜間に青色成分を多く含む分光分布の照明器具使用を控えた方がよいとの趣旨の解説等がありました。次に温熱環境から名古屋市における救急車出動データを分析し非居室で発生した救急事例についてトイレ、浴室の占める割合が高いことと近年の居室の暖房化でその割合が上昇しつつあること等について名古屋大学の斎藤先生から講演いただきました。香り環境の分野からは株式会社ピクセンの田島さんから植物の生産するテルペン類のBVOCが環境改善効果のあること香り火災感知器の開発動向等について解説がありました。ユニバーサルデザインの解説については株式会社INAXの鶴田さんから障害の種類からUWCの具体的な利用形態についてビデオ等により分かり易い内容で解説がありバリアフリー計画の重要性を改めて認識しました。
事業担当幹事:田島
支部長挨拶
聴講風景
講演状況