第3回技術セミナー(名古屋)
“省エネルギー改修技術の動向“
日   時:
平成17年4月8日(金)
13時30分〜16時30分
参加人員:
56名

第3回目をかぞえる当学会中部支部技術セミナーは省エネルギー改修技術の動向をテーマに開催されました。年度始めの開催日にもかかわらず56名の方々にご参加をいただき盛況のうちに終了させることが出来ました。
今回お招きした講師の方々はサブコンさんから1名、メーカーさんから2名でありそれぞれご専門の立場からご講演いただきました。

まず、高砂熱学工業の竹倉さんより省エネルギー改修技術の概論を講演いただきました。法的な沿革・改修技術の推移から始まり熱源の省エネルギー動向および空調改修の実例まで幅広くまさに概論に相応しい内容の講演をいただきました。その中で環境技術の変遷は技術のスピルオーバーに関連するといった興味深い話題提供があると共に、省エネルギー改修のポイントである熱源計画および搬送システムについて分かり易い解説がありました。

横河電機の井上さんより令温水送水系における省エネルギーについて講演いただきました。管路抵抗特性予測制御による冷温水ポンプ可変流量方式はポンプ動力削減について大きな効果があることを多くの実例をもとに説明され、既設の省エネルギー改修決め手となりうる技術であることを認識しました。

新晃工業の小田さんより空調機における改修対応技術・省エネルギー化の動向について講演いただきました。全負荷運転時間の長短など建物の空調運転特性に見合った空調機をカスタマイズすることが重要であると説明いただくと共に、未来におけるスピルオーバーを予感させる永久磁石同期モーターと言った新技術についても解説いただきました。(文責 田島 秀樹)
文責・ 田島秀樹


支部長挨拶


質疑応答風景