平成16年度(第6回)学術研究発表会(名古屋)

主催: 空気調和・衛生工学会中部支部
日時: 平成17年3月17日(木) 9時〜17時
会場: 東桜会館 名古屋市東区東桜2-6-30

支部学術研究発表会は、本年度で6回目となる。昨年度は、46編と一会場ではもう限界の盛況となっていたが、本年度は、応募数でさらに上回り47編。募集前から前年を上回る応募への対応を一会場で行う方向で検討を重ね、16編をポスターセッションとして発表会当日に臨んだ。

当日の総参加者数は前年並みの105名で会場はほぼ一杯でスタートを切った。9編の発表の後、初めての試みのポスターセッション。ひとり約2分のショートプレゼン(ここではあえてOHPを使用)で、ポスターの全数を紹介しそのまま隣接のポスター会場に移動。ポスター奨励賞の審査も同時に行われ、発表者は審査員の質問にも答えながら、時間も十分とれた上で昼食時間に入るスムーズな進行となった。通常の発表が出来ないので少し「我慢」してもらうかのようなイメージも予想されたが、ポスター会場には活発で和気あいあいとした雰囲気が漂い、いいポスターセッションになった。



昨年来学生さんの発表者が増えている。本年度もポスターを含めておよそ倍増の31編の発表があった。貴重な発表の場としての支部学術研究発表会の位置づけがはっきりしてきた様子。

ポスターセッションのおかげで、通常の発表者は、質疑を含めひとりあたり12分と昨年の駆け足状態と比べゆったりした発表が出来た。通常発表 29編とポスターセッション16編で合計45編の発表会18時頃終了となった。



ポスターセッションは、思わぬ「時間」を作ってくれることともなっ た。この内容の紹介では32分間で16編を行うため短時間に入れ替わり立ち替わり発表が進められることから、OHPを使っての進行とした。ポスターセッションの開始から昼食の終わる迄のこの2時間半は、パソコンのデータ(発表資料)整理に追われることのない時間となった。 [(影の声)パワーポイントによる発表がほとんどとなった現在、この資料をタイミングよく準備することは裏方の「重要な問題」であって、苦労の多いところだった。] この時間は、それ以降の通常発表者の発表資料(パソコン)の整理や、時間調整などとして進行上の大きな余裕につながった。


引き続きの懇親会では、ポスターセッション奨励賞の表彰が行われたこともあって学生さんの出席も多く、盛況のうちに年度末の一大事業が終了した。

(総務担当-伊藤)