第2回技術セミナー
"エアコンに関する最新技術の動向" 報告書
平成16年7月2日(金)
参加者:74名
中部支部が主催する2回目の技術セミナーとして今回はエアコンに関する最新技術の動向と題し、住宅から大規模な業務用ビルまで幅広く計画されているエアコンに関する話題提供を目的として開催しました。講師は大学より1名、メーカーより3名、合計4名をお招きし、参加人員は定員の70名を超え74名と多くの方々に参加いただき盛況利に終えることが出来ました。各講師から提供される話題も、エアコンによるタスク・アンビエント空調方式への展開の可能性から始まり、冷媒配管の更新無しで実施するエアコンリニューアルと空調能力増の具体例紹介、国際的に見た場合それぞれの国ごとのエネルギー事情による空調方式選定に与えるトレンド因子、人種的要因による空調設備機器選択のトレンド紹介、酸素富化の考え方など従来空調設備分野における快適性の議論には無かった概念が紹介され、それ以外の項目も含め非常に巾広い内容の情報提供を受けました。それらの事項は我々空調技術者が近未来の空調設備を議論するうえで非常に有意義なセミナーであったと考えます。一方運営側として4名の講師をお招きしたことは多彩な情報が提供出来た反面、各講師に時間制限を与え講演内容的に十分な議論がし尽くされたか多少問題を残すものとなりました。また、今回のセミナーテーマの関係か講演内容が多少重複する部分も散見されました。今後はそれらの問題点の解決を図ることにより、より分かり易く会員各位の技術的ニーズに合致するセミナーを目指すためにも多くの示唆を与える企画であったと考えます。
担当:幹事 田島秀樹